ニホンスイセン Narcissus tazetta var.chinensis
1978年岐阜県高山市生まれ、神奈川県在住。独学で彫刻の技術を習得。橋本は生命という事象に向かい合い、鹿狩りに同行した事を契機に、鹿角、骨を用いて草花の彫刻を彫り始める。透徹な視線は一貫して素材やモチーフの奥へと向けられ、形を引き出している。作品は、KUMU金沢のエレベータ―ホールに一輪の柔らかな水仙を、客室に桜で染めた織物にゆったりと横たわる桜の花を設置している。一輪の静謐な花の佇まいに、生命という大きな宇宙を感じられる。
鹿角、鹿の骨
H38 W21 D20 cm
2016
協力:ロンドンギャラリー
KUMU KANAZAWA
*代表高山が前職(株式会社ノエチカ)で手掛けたキュレーション