万世不刊 Banseifukan
ARKOは、稲作によってうまれる稲藁をもちいて作品を制作します。これまで稲藁は、しめ飾りに代表されるように編むことで姿を変え、暮らしの中で使われてきました。ARKOは、一本一本が稲穂という植物、すなわち生き物であったことを感じとり、藁を一本一本のドローイングの線とみなして作品を描きます。藁そのものが形になった作品からは、私たちが今の暮らしで見落としてしまいがちな、生命としての植物の姿や、自然と共生してきた私たちの文化を感じとれるようです。
稲藁、糸、キャンバス
Rice straw, thread, canvas
H130 W98 D15 cm
2021
MIROKU NARA