植物の記憶:北山中川の窓 Subtle Intimacy:The Window of Kitayama-Nakagawa

佐々木 類 RUI SASAKI

2023年4月22日にリニューアルのRAKURO 京都 by THE SHARE HOTELSにて、佐々木類「植物の記憶:北山中川の窓」の作品を納めました。

作品タイトル
植物の記憶:北山中川の窓
Subtle Intimacy:The Window of Kitayama-Nakagawa

素材
ガラス、植物(2023年3月25日に北山中川地区で採取)、LED、スチール枠
Glass, plants (collected in Kitayama-Nakagawa, Kyoto on March 25, 2023), LEDs, steel frame

佐々木類
1984年高知県生まれ、石川県拠点。身近にある自然や気候に関心を寄せ、主に保存や記録が可能な素材であるガラスを用い、自分が存在する場所で知覚した「微かな懐かしさ」のありようを探求している。国内外の展覧会や滞在制作を精力的に行う。近年の主な展覧会に“インタラクション:響きあうこころ” (富山市ガラス美術館)、個展“Subtle Intimacy: Here and There” (ポートランド日本庭園)がある。ニューヨークタイムズ紙やVogue誌などに作家特集が掲載される。

作品解説
RAKURO KYOTOの壁面に無数の植物が白く輝きを発して並んでいます。本作は、ガラスを素材に制作する佐々木類の作品です。北山杉の産地として知られる京都市北区中川にて、作家自ら初春に採取した草花を、2枚のガラス板に挟み、焼成してつくられています。水や養分を通わせた葉脈、土中まで張りめぐらされた根、そして空気を内包する気泡など、草花の生きた痕跡が灰としてガラスの中に永遠に保存され、幽玄な自然界を呼び起こすような雰囲気をまとっています。

アートワーク:佐々木類
アートワークキュレーション:高山健太郎(株式会社artness)
採取地・協力:本間智希(一般社団法人北山舎代表理事)
企画・プロデュース・運営:株式会社リビタ

RAKURO 京都 by THE SHARE HOTELS
・所在地 :京都府京都市中京区常真横町 186
・交通  :京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅 徒歩2分
・客室数 :56室
・定員  :166名
・ウェブサイト  :https://www.thesharehotels.com/rakuro/
・インスタグラム :@rakuro.thesharehotels