工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾

日本の美術工芸を世界へ実行委員会が主催。東京・天王洲の「TERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERY」、京都の建仁寺書院にて特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」を開催。日本が誇る伝統的な工芸技法や材料を基点とし、現代アートの表現力、コンセプトを併せもつ作品を制作する10人のアーティストを紹介。本展は秋元雄史総合監修・キュレーター と高山健太郎(artness代表)が共同キュレーターを務めました。

趣旨
アートがものの姿をとる以上、そこには技法・材料、制作動機としてのコンセプト、そして表現という3つの要素が存在します。一般的に、工芸は技法・材料を基にし、現代アートはコンセプトを基にしていますが、それらの要素をオリジナルな視点から探求し、バランスよく制作された作品は、高いクオリティをもっています。最近では、工芸と現代アートが交差し、両方の特徴をもつ優れた作品が多く生まれています。工芸的なこだわりを持ちつつ、現代アートの表現力やコンセプトを併せもつものです。この展覧会では、工芸が基点でありながら、ジャンルを超えて制作をしている10人のアーティストを紹介します。
 今回は「うつわ」形という工芸的な美しさをテーマにしています。この「うつわ」形は、造形芸術の視点から考えると、工芸のみに登場する特徴的な形態と言えます。それは単なる容器としての機能だけでなく、工芸的な形態の本質的な意味を含んでいます。例えば、我々は容器を人体の形と関連づけ、口や胴などの名称を与えたり、器に手足を加えて直接人体の表現を行います。そこには単なる道具としての器を超えて、イメージと表現が加わった「うつわ」形が存在します。そして、さらに工芸的な特徴を発展させ、「包み」という概念や「装飾」という観点からも今回の展示を構成しています。自由な工芸表現を通してその本質を問いかける新しい動向を紹介します。

開催概要
日本の美術工芸を世界へ 特別展
「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」東京開催
会期:2024年7月4日(木)〜7月16日(火)※毎週月曜日は休業日
時間:11:00〜19:00
会場:TERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERY
住所:東京都品川区東品川1丁目3 2-8 4F
入場料:無料

日本の美術工芸を世界へ 特別展
「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」京都開催
会期:2024年11月3日(日・祝)~11月5日(火)
時間:10:00~16:30受付終了(17:00閉門)
会場:建仁寺書院
住所:京都市東山区大和大路通四条下る小松町
入場料:無料(別途、建仁寺の拝観料が必要となります)

アーティスト
石塚源太、近藤高弘、佐々木類、四代 田辺 竹雲斎、塚田美登里、中田真裕、中村卓夫、畠山耕治、牟田陽日、やまわきてるり

運営体制
主催:日本の美術工芸を世界へ実行委員会
共催:一般社団法人関西イノベーションセンター、京都府
後援:寺田倉庫株式会社、株式会社ランドリーム、金沢市、富山市
協力:建仁寺、京都仏教会
監修・キュレーター:秋元雄史
共同キュレーター:高山健太郎
会場設計:鬼木孝一郎